雪や氷の世界は,寒さが厳しく生物のすめない場所と長く考えられてきました.しかし,近年になって氷河や雪渓などの表面にさまざまな生物がすんでいることがわかってきました.たとえば,雪の表面には雪氷藻類という特別な藻の仲間が繁殖し,氷河の上にはカワゲラやトビムシなど昆虫が生活しています.このような雪や氷の世界に住む生物を雪氷生物(せっぴょうせいぶつ)と呼びます.これらの生物が,どのように氷河の上で生活しているのか,どうして寒い世界でも生きていけるのか?をあきらかにする研究を,雪氷生物学といいます.

このサイト内の文章・写真・動画・イラストなどのすべての著作権は竹内望に帰属します.
お問い合わせは,こちらから.


 雪や氷の上で繁殖する特別な種類の藻です.太陽の光で光合成をして,有機物を生産します.


 ユキムシとしてしられるカワゲラや,そのほかミジンコやコオリミミズなど,氷河の上で一生を送る動物たち.


 氷河にはクリオコナイトホールというみずたまりがあります.氷河生物の生活場所になっているユニークなみずたまりです.


 雪氷微生物が大繁殖すると,雪に色がついて日射の吸収を増やして,雪が解けるのが早くなります.


氷河深くには昔繁殖した雪氷生物が冷凍保存されています.これを掘り出して昔のことを研究します.



[English][Back to Home]                  千葉大学大学院理学研究科地球科学コース 竹内望