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亀尾 浩司



理学研究院 地球科学研究部門

理学部地球科学科 地史・古生物学教育研究分野

トピックス

  • 石灰質ナンノプランクトンの変遷史を解明するために,新生代の深海底コア試料から産出する石灰質ナンノ化石の形態を解析中.
  • 2009年8月に,深海掘削船「ちきゅう」による南海トラフ掘削計画第319次研究航海に参加.

研究内容

海の中にはいろいろなプランクトンが生息していますが,その中でも,石灰質の殻をつけて浮遊する「石灰質ナンノプランクトン」の化石を私は取り扱っています.この生物は約2億年前に地球上に登場し,その化石は,世界中の地層に含まれています.とりわけ,チョークと呼ばれる地層は,ほとんどこの化石でできていると言っても過言ではありません.この生物は,かつての海洋環境の変化に連動して進化してきたことが知られていて,この化石を研究することによって,地層の年代を決定したり,当時の地球環境を明らかにしたりすることができます.具体的な研究テーマは以下の通りです.

    1. 新生代古海洋環境の変遷と植物プランクトンの変遷史の研究

浮遊性藻類の微小な(大きさ数μm)化石である石灰質ナンノ化石の変遷に基づいて,新生代の海洋環境を明らかにし,それらを支配したグローバルな気候変動の解明.

    1. 関東周辺地域の上部新生界の形成年代の研究

関東周辺に分布する新第三系ならびに第四系の地質時代と関東堆積盆地の発達史の考察.

    1. 石灰質ナンノ化石を構成する石灰質殻の結晶光学的検討

石灰質ナンノ化石を作っている方解石結晶の微細構造を電子顕微鏡で詳細に観察して,生物制御型の鉱化作用(バイオミネラリゼーション)の解明.

主な論文・著書

  • 沢田大毅・新藤亮太・本山 功・亀尾浩司 (2009) 房総半島, 小糸川流域の中新・鮮新統の地質と放散虫化石層序. 地質学雑誌, 115, 206–222.
  • Kameo, K., Okada, M., El-Masry, M., Hisamitsu, T., Saito, S., Nakazato, H., Ohkohchi, N., Ikehara, M., Yasuda, H., Kitazato, H. and Taira, A. (2006) Age model, physical properties and paleoceanographic implications of the middle Pleistocene core sediments in the Choshi area, central Japan. Island Arc, 15, 366–377.
  • 新藤亮太・亀尾浩司 (2005) 石灰質ナンノ化石を効率よく濃集するための偏光顕微鏡観察用スライド作成法. 地質学雑誌, 111, 792–796.
  • Kameo, K., Shearer, M.C., Droxler, A.W., Mita, I., Watanabe, R. and Sato, T. (2004) Glacial-interglacial surface water variations in the Caribbean during the last 300 ky based on calcareous nannofossil analysis. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology, 212, 65–76.
  • 亀尾浩司・古川 登 (2004) 過去の微小藻類が作る石灰質殻の結晶方位解析-石灰質ナンノ化石Florisphaera profundaとDiscoaster属の結晶構造とその意味-. 化石, 76, 23–31.

担当授業

普遍教育(教養科目)

  • 地球環境史
  • 地学基礎実験 D

専門教育

  • 層序学概論 2
  • 地質調査法
  • 地史古生物学 I -1, 2
  • 地質学野外実験 Ⅰ
  • 地質学野外実験 Ⅱ
  • 地史古生物学実験 Ⅰ
  • 地球科学演習
  • 卒業研究

大学院教育

  • 層序学特論 2
  • 地史古生物学 IV
  • 地史古生物学 V
  • 特別演習 I
  • 特別研究 I
  • 特別演習 II
  • 特別研究 II

所属学会

  • 日本地質学会
  • 石油技術協会
  • 堆積学会
  • 日本古生物学会
  • International Nannoplankton Association
  • American Geophysical Union
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