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津村 紀子



理学研究院 地球科学研究部門

理学部地球科学科 地殻構造学教育研究分野

トピックス

2014年度は年度末の3月に富士川断層帯の反射法探査の現場に学生と参加し,巡検も行ってきました.この調査は人工的な波を地下に送って,下の地層から跳ね返ってきた反射波を調べることにより,富士川河口付近での断層運動の解明を目指したものです.この夏以降新しい結果が出てくると期待されます.
現在,学生は三浦半島沖の反射法探査データの解析,濃尾地震震源域や四国中国地方の地下構造の解明などのテーマに取り組み,内陸地震域でなぜ地震が起きるのかや,プレートの沈み込む場所でどのようなことが起こってるかの手がかりをつかもうとしています.また,新しく研究室に6人の4年生を迎え,解析用データを準備中です.

研究内容

わたしの専門は地震学の研究です.特に地下を伝わってくる地震の波を用いて地球の内部構造を調べて,地震はどのような物理状態の下で発生するのかを明らかにしようとしています.調べている場所は地球の表面を覆っているプレートが別のプレートの下に沈み込んでいるところ(沈み込み帯)や内陸地震を引き起こす活断層周辺です.現在は主に東海地方,伊豆半島北端部,能登半島地震震源域,濃尾地震震源域,紀伊半島といった地域を調べています.

主な論文・著書

  • 江元智子・津村紀子・古屋 裕・濃尾地震断層域合同地震観測グループ (2015) 反射法解析および波線追跡による走時解析を用いた北美濃地域の地下構造の推定. 地震第 2 輯, 68, 17–29.
  • Okada, T., Matsuzawa, T., Umino, N., Yoshida, K., Hasegawa, A., Takahashi, H., Yamada, T., Kosuga, M., Takeda, T., Kato, A., Igarashi, T., Obara, K., Sakai, S., Saiga, A., Iidaka, T., Iwasaki, T., Hirata, N., Tsumura, N., Yamanaka, Y., Terakawa, T., Nakamichi, H., Okuda, T., Horikawa, S., Katao, H., Miura, T., Kubo, A., Matsushima, T., Goto, K. and Miyamachi, H. (2015) Hypocenter migration and crustal seismic velocity distribution observed for the inland earthquake swarms induced by the 2011 Tohoku-Oki earthquake in NE Japan: Implications for crustal fluid distribution and crustal permeability. Geofluids, 15, 293–309, doi: 10.1111/gfl.12112.
  • 國友孝洋・山岡耕春・渡辺俊樹・吉田康宏・勝間田明男・生田領野・加藤愛太郎・飯高 隆・津村紀子・大久保慎人 (2014) 弾性波アクロスによる東海地域地殻のP波およびS波速度構造の推定. 地震第 2 輯, 67, 1–24.
  • Saiga, A., Kato, A., Kurashimo, E., Iidaka, T., Okubo, M., Tsumura, N., Iwasaki, T., Sakai, S. and Hirata, N. (2013) Anisotropic structures of oceanic slab and mantle wedge in a deep low-frequency tremor zone beneath the Kii Peninsula, SW Japan. J. Geophys. Res., 118, 1091–1097, doi:10.1002/jgrb.50069.

担当授業

普遍教育(教養科目)

  • プレートテクトニクスと地震・火山災害
  • 地学概論 B
  • 物理学基礎実験 I

専門教育

  • 地殻構造学 II -2
  • 地球物理学実験 Ⅰ
  • 地球物理学実験 Ⅱ
  • 地殻構造学野外実験 Ⅱ
  • 地球科学演習
  • 卒業研究

大学院教育

  • 地殻構造学 IV
  • 特別演習 Ⅰ
  • 特別研究 Ⅰ
  • 特別演習 ⅠI
  • 特別研究 ⅠI

所属学会

  • 日本地震学会
  • アメリカ地球物理学連合
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