深海堆積物中のテフラからみた
伊豆ー小笠原弧の火山活動史とテクトニクス
房総半島は伊豆-小笠原弧の50-60km東方に位置し,その南部には前期中新世以降の深海堆積物が分布します.そこの地層群は古地磁気層序および微化石層序学的検討によって地質年代が詳細に判明しており,ほぼ連続的に堆積していることが明らかとなっています.研究対象とした地層群は,北米プレート側に発達した前弧海盆の堆積物であり,そこには伊豆-小笠原弧起源と考えられるテフラが数多く挟在します.
したがって,研究対象とした地層群全層準のテフラを解析することによって,過去の伊豆-小笠原弧の連続的な火山活動史を復元することができます.さらにそれが伊豆-小笠原弧のテクトニクスとどのように関連しているのか検討することを目的としています.
また,火山活動の変遷史を編むための基礎となる年代軸を決定するため,浮遊性微化石層序の検討も並行して行っています.
(参考)
Fujioka and Kotake, 1996, IBM ARC SYSTEM WORK SHOP Program
with Abstracts, 91-94.
藤岡,1996,日本火山学会講演予稿集,No.2,108.
藤岡,1997,日本地質学会第104年学術大会講演要旨,239.
亀尾・三田・藤岡,2002,地質学雑誌,108,813-828.
藤岡・小竹,2004,日本地質学会第111年学術大会講演要旨,47.