中央アジアの氷河でのアイスコア掘削

Central Asia Deep Ice-core drilling Project (CADIP)


 ユーラシア大陸中央部には広大な乾燥地帯が広がっています.その中心に位置する天山山脈やパミールは,氷河からの水によって数多くのオアシスを周辺に形成し,この地域の人々の生活の場をつくってきました.厳しい乾燥域の中で,唯一水に恵まれたこの山脈周辺では,人と自然の特別な関係がはぐくまれてきたにちがいありません.この地域の自然環境の変遷を、氷河につもった雪から解き明かそうという試みがアイスコア研究です.

Central Asia Deep Icecore drilling Project, CADIPは,日本をはじめ,アメリカ,スイス,ドイツ,中国の研究者が集まり,アイスコアを掘削するための国際プロジェクトです.2007年には,天山山脈の中央部,キルギスタンのグリゴレア氷河で約87mの深さのアイスコアの掘削に成功しました.2009年には,パミール,フェドチェンコ氷河で10mのアイスコアを掘削しました.さらに,今後,タジキスタンのパミール山域で深層アイスコアを掘削する計画です.


キルギスタン・グリゴレア氷河

2009年度: タジキスタン・フェドチェンコ氷河アイスコア掘削

2007年度: キルギス・グリゴレア氷河アイスコア掘削

2006年度: キルギス・グリゴレア氷河予備調査.気象データ回収,再設置.ピット観測

2005年度: キルギス・グリゴレア氷河予備調査.気象測器設置.氷厚測定.ピット観測.7mコア掘削

 

 


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