ヒョウガユスリカ

ヒョウガユスリカは,ネパールのヒマラヤで見つかった氷河の上で一生をおくる昆虫の仲間です.普通のユスリカと違って成虫には羽がなく,歩いて移動することしかできません.春から夏にかけて氷河の上の水溜りにたくさんの幼虫(ボウフラ)をみることができます.モンスーンのあけた秋に,新雪をかぶった氷河の上を成虫が上流に向かって歩いていきます.氷河の上流で卵を産むためです.


氷河の氷の上を歩くヒョウガユスリカ

ヒョウガユスリカが初めて見つかったネパールヒマラヤのヤラ氷河

ヒョウガユスリカの幼虫(ボウフラ)

5月の氷河上の水溜りの中のボウフラ

幼虫とヒョウガソコミジンコ(赤い点)

交尾中の成虫(9月)


References

  • Kohshima, S., 1984: A novel cold-tolerant insect found in a Himalayan glacier. Nature 310: 225-227.
  • Kohshima, S., 1987: Glacial biology and biotic communities. In Kawano, S., Connell, J. H., and Hidaka, T. (eds.), Evolution and Coadaptation in Biotic Communities. Faculty of Science, Kyoto University, 77-92.

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